小栗旬 ムロツヨシ 二つの祖国 山河燃ゆ
だけに、二人の過去作品と大違いの繊細かつ怒涛の展開のよう...。
何よりも、1900年代の第二次世界大戦前・中・後のアメリカと日本が舞台であって、歴史と時代の渦に翻弄されながらも、激動を生き抜いてゆく日系アメリカ人二世たちの愛と青春群像の物語ともなれば...。
そう、3月下旬の2夜連続放送となる、テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル『二つの祖国』が、いよいよなだけに...。
かの山崎豊子氏の手掛けた原作では、1941(昭和16)年からで、日系人強制収容所、アメリカ軍語学兵としての戦場、東京裁判、といった3点が重点的に描かれているとのことで....。
小栗旬演じる日系二世・天羽賢治は、ロサンゼルス・リトルトーキョーの日本語新聞社・加州新報記者。
アメリカ人であるともに、日本人であることにも誇りを持つ姿とあって、さまざまな波瀾万丈に葛藤しながらも突き進んでゆくという。
ムロツヨシ演じる日系二世・チャーリー田宮は、アメリカで成功するために、日本人であることを捨てようとする上昇志向で突き進んでゆくらしく...。
これまでのムロツヨシとは大違いの役どころだけに、同じく正反対の役どころの小栗旬との対比と対立と陰ながらの共感、といった関係には、最後の最後まで目の離せなくなってしまいそう...。
原作通りそのままの本放送での展開ともなれば、まさに密度が濃厚になりそうなだろうなあ。
それでも物足りないともなれば、1936(昭和11)年の二・二六事件から描いた1984(昭和59)年放送のNHK大河ドラマ『山河燃ゆ』が、ふさわしいかなあ。
当時の九代目松本幸四郎(現在:二代目松本白鸚)演じた天羽賢治、沢田研二演じたチャーリー田宮、まさにあらあゆる意味で対照的で、本当に最後の最後まで目が離せなかった。
ただ、市川森一脚本だけに、良い意味でいくらか観やすい展開なのが、何より???
いずれにせよ、決して目を背けてはならないくらいの、忘れられない作品として、末永く心に残ることになるだろうなあ。
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