綾瀬はるか わたしを離さないで DVD Blu-ray
折りを見て、何度も観る必要にかられるのかもしれないや。
何と言っても、2005(平成17)年発表のカズオ・イシグロによる長編小説かつ同年のブッカー賞最終候補作が、原作なだけに...。
日本初の連続テレビドラマ化されるとあって、本放送にに先駆けての、綾瀬はるか本人とイギリスでの原作者のイシグロと4時間以上の対談といい、かなりの意欲作品として語り継がれる予感ばかり高まったけど...。
この年2016(平成28)年1月中旬から3月中旬までの、TBS金曜ドラマでの全11話放送の平均視聴率は、森下佳子脚本作品としては、意外にも6.8%...。
少子高齢化の反動からか、「なぜクローンを用いるのが問題か?」という問いの核心をついている作品自体が、重すぎるからかなあ。
どれだけ"人"にとって便利な道具として存在させようとしても、彼らは普通の人間のように感情を持ち、他人を愛し、嫉妬し、憎むもので...。
佳境にて、初めて「わたしを離さないで」というタイトル名が発せられるシーンは、まさに魂の叫び...。
遠い将来の先行き不透明なだけに、まさに悲痛。
悲しい運命が待つだけに、世間から隔離された施設・陽光学苑で「良質な」教育を与えられ育てられてきた3人、恭子(綾瀬はるか)と友彦(三浦春馬)と美和(水川あさみ)、それぞれの限られた時間を精一杯生きるありさまを見てもなお、「彼らは人ではない、家畜だ」などと言えるのか?
そのような問いかけを常に強く発しているかのよう...。
それゆえに、最後に待ち受ける運命は、設定上決してハッピーと客観的に言えるものではないもので...。
やはり時代を先取りし過ぎていたからかなあ。
とにかく、2016(平成28)年8月下旬のDVD/Blu-ray発売が、待ちきれないや。
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