西尾維新 掟上今日子の婚姻届 忘却探偵シリーズ
の第6巻か...。
5月中旬発売早々より購入して一気読みしたものの...。
事件という程ではなく、解決も無理矢理っぽいのは少々釈然としない.
それでも、毎回設定が斬新で飽きないのは間違いなし。
肝心の物語は、「はじめて」の講演会として、壇上の忘却探偵・掟上今日子から投げかけられた危うい恋の質問をきっかけに、冤罪体質の青年・隠館厄介が思わぬプロポーズを受けることとなってからの紆余曲折が...。
特に、今日子の前半と後半で今日子のキャラの変貌ぶりが肝。 過剰なくらいの変化を楽しむのが作者からのサービスへの作法と思うくらいで良いのかな、といった思いに...。
ただ、そのキャラづくり自体が、今日子の記憶が一日しか続かないということからの自衛手段と気付いてからは、何と言ったらいいのやら...。
それでも、厄介こそ今日子にとっての立ち位置が特別なんだろうなあ。
ファイリングされた名刺コレクション見てからのあの一枚が、毎日リセットされる今日子にとって、日々の連続性を見つけられたことで特別なのでは、といった思いに...。
とにかく、今までの作品と比べると、かなりシリアスな感じだったかな。
さかのぼること、前年12月中旬に日本テレビ土曜ドラマ『掟上今日子の備忘録』が終わって久しく、未だ独特の世界観が時折脳裏をかすめる日々...。
たしかに本放送では、いつもと同じような結末で、少々やりきれなさを残していたものの、"忘却"はある意味安らぎに近いような感覚なのかなあ。
厄介に出て欲しいな、といった思いの強まりが...。
連続ドラマ化第2弾、実現してほしい!!!
そう実感させてくれる一冊だった。
PR