勝地涼 前髪クネ男 宮藤官九郎 企画 歌
勝地涼が、あらゆる意味において進化する一環なんだろうなあ。
それは、2005(平成17)年7月30日土曜日より公開の映画『亡国のイージス』で第29回日本アカデミー賞新人賞を受賞して以来、あらゆる映画やドラマや舞台で磨きをかけ続けた演技派俳優であることはもちろんのこと...。
あの忘れもしない、2013(平成25)年8月27日火曜日放送のNHK朝ドラ『あまちゃん』第22週・第128回で演じた、前髪クネ男の怪演ぶりが、未だに尾を引きっぱなし。
それに火が点いたからか、『あまちゃん』終了間もなく、脚本を手掛けた宮藤官九郎がパーソナリティーを務める『宮藤官九郎のオールナイトニッポンGOLD』の人気コーナー「宮藤官九郎の一行から始める作詞講座」を通して、作詞は全てラジオのリスナーから応募しての、勝地涼の歌手デビューへ...。
その第1弾として、前年2014(平成26)年3月に"涼 the graduater"名義でのロックナンバー「ドラゴン気取りのティーンネイジ・ブルース」[作曲:YO-KING(真心ブラザーズ)]。 第2弾として、同年10月に"ラブ地涼 feat. 中島美嘉"名義でのヒップホップナンバー「下駄を鳴らしてセプテンバー」[作曲:向井秀徳(ZAZEN BOYS)]。
そして、CDデビューとなる第3弾では、"勝 勝次郎"名義での演歌「お風呂はぬるめの勝次郎」[作曲:横山剣(クレイジーケンバンド)]。
もちろん、カップリングは、先の2曲とこれまでの3曲のカラオケが収録。
宮藤官九郎が「良い曲なのにバカな歌詞。 だまされたと思って、だまされて」と口にすれば、歌唱指導も受けて上達した勝地涼は「今回、一番楽しくレコーディングできた。 大の大人たちが本気でふざけている感覚が好きです」と。
これは楽しみだ。
7月15日水曜日の発売からが...。
同時に、2009(平成21)年2月14日土曜日より公開の宮藤官九郎監督・脚本の映画『少年メリケンッサック』を、改めて鑑賞してみたくなった。
この時演じたマサルとしての、「さくららら」(作詞:宮藤官九郎/作曲:向井秀徳)と「自信」(作詞:宮藤官九郎/作曲:向井秀徳)の歌いっぷり、なかなかのものだった。
そもそものはじまりは、この作品からだったのかなあ。
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