生田斗真 小栗旬 ウロボロス DVD Blu-ray
3月20日金曜日にTBS金曜ドラマ『ウロボロス~この愛こそ、正義。』が終わって、未だに余韻の残ったままの日々...。
それでも、嬉しいことには、DVD/Blu-ray BOXが8月5日水曜日に発売されるというから、待ち遠しい。
というのも、結果として平均視聴率は10.42%となったものの、録画による繰り返しによる視聴の面白味には、知らず知らずのうちにハマッてしまうものだから...。
児童養護施設・まほろばで育った龍崎イクオ(生田斗真)と段野竜哉(小栗旬)の2人が小学生の頃、母親のように面倒を見てくれていた施設職員の結子先生(広末涼子)が何者かに殺されるのを目撃することから始まって...。
犯人について2人は警察に証言するも、その言葉は"金時計"をした警察関係者に握りつぶされ、なぜか事件はもみ消しに...。
それから20年...。
イクオは刑事となり、新宿第二警察署刑事課に勤務。 明るいがドジでお人好し、冴えないキャラであるものの、なぜか事件のにおいを嗅ぎ取ることに長け、検挙率は署内ナンバーワン。
竜哉は明晰な頭脳とクールな立ち居振る舞いで、我孫子会系三次団体・松江組の若頭として闇の世界でのし上がる日々。
2人の目的は、事件を握りつぶした「金時計の男」を警察内から探し出し、真実を探り出し、最強の権力組織である“警察"の闇を暴くこと。
全体を通して、展開には途中まではシリアス部分とコミカル部分が見事に融合、緩急ある展開で素晴らしかった。
主人公の二人にどんどん感情移入してしまう仕上がりなだけに、本当に最終話はせつなくてせつなくて...。
何よりも、出演者によるドラマの見所や撮影の裏話に加え、ドラマの内容から脱線したトークが話題となった副音声解説「ウラバラス」を、改めてじっくりと聴けるのが嬉しいもので...。
はじまりは、2月13日金曜日放送の第5話と2月20日金曜日放送の第6話。
主人公の龍崎イクオを演じる生田斗真と段野竜哉を演じる小栗旬、そして司会進行役である松江組の竜哉の腹心的役割である深町武を演じるムロツヨシ、なかなかいい味出していた。
好評により復活した3月6日金曜日放送の第8話では警視庁捜査一課管理官・橘都美子を演じる吉田羊、3月13日金曜日放送の第9話ではイクオの上司の課長・三島薫を演じる吉田鋼太郎まで加わって...。
特に、本放送に集中させるためとして聴くことのできなかった、生田斗真と小栗旬とムロツヨシ出演の最終話特別版の収録が、一番嬉しいや。
なお、最終話といえば、収録のディレクターズカット版、O.A.版より20分も長いとのこと。
泣く泣くカットしたあのシーン、あのセリフも入っているという。
刑事とヤクザの二人が、"二匹の龍"となって同じ男を追うという作風、連続ドラマとしての完成度の高さは、『ウロボロス』だけになるのかもしれない。
既刊19巻もある『ウロボロス -警察ヲ裁クハ我ニアリ-』(神崎裕也 / 新潮社)も併せて、目を通してみようかなあ。
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