半径5メートルの野望 感想
男女平等が謳われて女性の社会進出が本格的に始まって久しいものの、好む好まざる関係なしに、理性に比重を占める男性の優位は概ね変わらないものなのか???
感情に比重を占める女性は不利な立場に追いやられがち(?)な時勢と、「ゆとり・さとり世代」と呼ばれる野望のない同世代への反発からなのか、「野心がある」と口にしてはばからない28歳女子の本気論が...。
大学一年生当時の18歳で「カリスマブロガー」と呼ばれるようになってから10年か...。
ブログにも書けなかったとして、2015(平成27)年1月9日金曜日に講談社より発売された『半径5メートルの野望』とは、まさに恐れ入るもの。
特別なスキルがなくても、コネがなくても、強い意志がなくても、まずは小さな夢に焦点をあてること。
そして、その成功体験を次につなげることで、自分の半径5メートルがどんどん広がっていくこと。
その繰り返しで、「なりたい自分」と「思い通りの生活」はきっと手に入ると断言するまでのいきさつは、スゴイの一言。
ただ、「頑張りたくても頑張れない」と言っている人は、しょせん「頑張れない人生で終わってしまう」との断言は、さすがに心に突き刺さるけど...。
頑張っていない人の言い訳を断つには、必要か...。
というのも、読み始めはなんか愚痴ばっかりだし、めっちゃ上から目線だし、結構きついことも書いてあったものだから、気に入らないなって思った。 例えば、「ありのままの自分で勝負しようなんて思う人はどうかしています」っていうのとか結構グサッてきた。
それでも、自分のためにと思ってあえて読んでみると、後半はなんか共感できたり納得できたりすることが多く実感できるまでに。
「世の中にあふれかえったものの中から"選んだもの"と"選んだ理由"にそれまでの私の生き方が投影されている」
「"悩む"ではなく"考える"という単語を使うようにすればそれだけでもきっと人生は変わるはず」
これは大きいや。
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