松田翔太 ドラマ 映画 ディアスポリス 異邦警察
これは面白いや。
このアウトロー路線、今は亡きカリスマ俳優・松田優作の血筋をそのまま引き継ぐ、兄・龍平同様、弟・翔太も独自性を確立させて、さらなる磨きをかけ続けているかのよう。
熱狂的な支持を得ながらも際どすぎる世界観から実写化不可能といわれてきた伝説の漫画『ディアスポリス-異邦警察-』を原作とする、松田翔太主演でドラマ化・映画化する一大プロジェクトか...。
松田翔太演じる主人公は、密入国外国人による秘密の自治社会「裏都庁」を舞台に、弱きを助け難事件に立ち向かう異邦警察官・久保塚早紀。
"裏警察"としての存在感のみならず、場面が切り替わるごとに様々な言語を駆使しているというから、なかなかの切れ者で...。
そして、早紀を取り巻く人物には、元銀行員の相棒・鈴木博隆(浜野謙太)と、上司で「裏都庁」ナンバー2の助役・アー(柳沢慎吾)が...。
彼らとの掛け合いも、見逃せない。
登場人物の全体的な構成として、出演者の8割以上が外国人キャスト。
今までの日本ドラマにはないような無国籍な雰囲気を堪能できる映像に仕上がっているとか...。
何よりも、ドラマ版の監督には、日本の映画界を担う冨永昌敬監督(『ローリング』)、茂木克仁監督(『モヒカン故郷に帰る』助監督)、真利子哲也監督(『ディストラクション・ベイビーズ』)、熊切和嘉監督(『私の男』)といった日本の映画界を盛り立てる人たちばかりで...。
続く映画版では、熊切監督が引き継いで...。
たしかに、非正規に日本に滞在している人たちは、政府にとって"見えない""存在しない"人たち、すなわち"不法滞在外国人"としてくくられがち。
それでも、居酒屋や工場などで仕事に励んでいて、一人ひとりに名前があり、生活があって、意外にも大部分の人たちの生活として成り立たせている側面があって...。
いずれにせよ、本プロジェクトのドラマは、4月からMBS・TBS深夜"ドラマイズム"枠で放送開始されて、続く劇場映画『ディアスポリス-異邦警察-(仮)』は、今夏公開へ...。
これからの松田翔太の代表作として、末永く語り継がれることになるんだろうなあ。
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